活動レポート「福島農場」
福島農場から見える山々
「代々農家です」というのはよく聞くような気がしますが、
え、「400年」!?
そう、福島農場さんは会津盆地の北のほう、喜多方市で400年に渡って農家をしてきた、いわば「農家の老舗」です。
「うちで自給していないものが4つあるんですよ。なんだと思いますか?」と代表の福島修一さん。
代表の福島修一さん
うーん、4つだけ?難しい質問ですね。
「ひとつは海が近くにないから塩。福島ではサトウキビが育たないから砂糖。油(植物油・燃料用)、あとは…お金。その他はみーんな自給してます。」
「有畜栽培」とは牛を飼い、牛の厩肥を堆肥にし、米・野菜・果物といった作物を育て、自社で加工し、人間の食料や牛の飼料となる。そんな昔の農家がやっていた循環するサイクルを実践しています。ソーラパネルも設置して、エネルギーも自家発電。(有畜栽培とは福島農場さんの造語です。)
つまり本物の自給自足の生活!
有畜栽培
さて、今回みがく商品もこの循環の中で生まれてきた、米農家伝統の「凍み餅」と「玄米かりんとう」。どちらも農場産のこがねもち米の玄米を使用して作られた商品です。
「平成5年から、凍み餅を作り始めました。切り餅は冬売れて、夏売れないから、加工して販売したらどうだろうと。最初は甘口だけ、次は辛口、そのまた次はあられも作って…と、一年にひとつ新しい商品を考えて、お客様にとって目新しいものを提案できたらと努力中です。」
安心安全はわかりましたが、果たしてお味は…?と思われた方、ここは夏は暑く、冬は寒い、盆地特有のメリハリのある気候(日格差が大きい土地)。
山の麓で雪解け水が流れ込み、西陽が差す地域で標高200mというのはブランド米を生み出す魚沼と同じだそう。お米は当然、とってもおいしい!
作物が安心・安全、そしておいしく育つ環境がぜーんぶ揃っているわけです。
実はスタッフの中にも大ファンがいるくらい味には定評がある福島農場の「凍み餅」と「玄米かりんとう」。ここからどうみがいていきましょう?
凍み餅(味噌)
「パッケージもみんなで考えて、外に出して、いろいろな意見を聞いてまた直しての繰り返しです。お客さんの目線で考える、俺のが一番だ、と考えてはいけないと、勉強中に教えられたので試行錯誤してます。でも、どうも農家だから、パッケージは食べられないよな…とか思ってしまって。」
確かに首都圏にチャレンジするのには、お客様に手に取ってもらえるパッケージは必須ですね!味の種類が多いので、より選ぶのが楽しい商品が理想。そこが変われば大ヒット商品も夢じゃないかも?!
福島農場さんは、春は田植え、秋は稲刈りと四季折々の農作業を体験することのできる農業体験施設も運営しています。会津盆地の自然の恵みを体感する旅も素敵ですね!
ふくしま満天堂 事務局編集部
福島農場の商品
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